MOMOのインドネシア語&時々中国語学習&人生観

楽しく人生を自分の為に生きる道

「カスハラ」の裏側と「公務員」問題から考えること。

MOMOです。

 

 

公務員のなり手がいないとか、まー、騒いでて、現職で精神疾患も増えてるようで、そりゃそうだなと(前から知ってるし、別に公務員に限った話じゃなく、どんだけ労災・傷病手当金の申請やら書いてきたかわからないし。)思いつつ、

 

 

その一方で、最近、●●ハラ、●●ハラ、●●ハラとマスコミが流すけど、

 

 

…その片手落ちな報道に、長年イラっときてて、その真ん中で思うことを一応、なんちゃって公務員をやったことがある経験者として、公務員の知り合いも多かったので、最近の「カスハラ」問題を含め、思うところがあり、ヒトリゴトを書きます。

 

 

これも業界を離れたから書ける話だけど(もちろん、守秘義務はやめてもあるから、個々の話とかは書きません)、自分が社労士になりたての頃は、「年金問題」がテレビでわんさか叫ばれてる頃で、一応、資格としては、年金の「専門家」だったらしく(?)、その頃は、開業まもなくで、

 

 

行政から業界団体に要請があって、たくさんの人材が派遣(業務委託?)されてたんですよね。…で、かくいう自分も新人時代、あっちゃっこっちゃ色々派遣され、一時は、フルタイムで任期付きの公務員を某省の職員として、やってたことがあるのです。

 

 

だから、今年の確定申告で、どなられまくってる公務員(実際は、非常勤やら税理士さんの新人なんかが会場にはほとんどで、正規で、しかも上の職員は、ほぼ会場にはいないとは思いますけど。)のニュースを見て、まあ、当時を思い出すわけ。

 

 

年金問題」が騒がれてたピークの頃って、当時、わが県内で、相談にのってた職員が包丁で刺されて亡くなり、まー、それが、知り合いの知り合いだったので、記憶に残ってるんだけど、今から思えば、よく新人でそういう相談の矢面に自分も派遣されてたよなぁと思うし、

 

 

思えば、その時の「身分」って、労災も適用されない雇用か業務委託か微妙な身分でもあり、後からそれが問題になり、その辺は、整理されたようだけど、人事労務の自称専門家集団がその会員にそんなことしてたのを考えると、本当、笑える話だよね。

 

 

で、自分的にね、年金問題の時もそうだし、今回の確定申告にしても不満を唱える人の気持ちって、もちろんわかるし、まじでなんとかしてくれよ、と思うんだけど、ただ、その不満のはけ口の先が、いつもこの国って、弱いところに向くのには、どうしてなんだろうと思うの。

 

 

それで考えたんだけど、最近さ、民間も、例えば、相談の窓口とか、その電話すらも有料にしてたり、AI導入でそもそも電話窓口すらも設けてなかったり、役所も民間も、人件費削減で電話があってもつながるのは、実は、アウトソーシングのまったく別の会社だったり、

 

 

そのクレームなり相談を受けているのって、もはや、知識もない別の会社の職員で、相談しても、それをお客様(企業や行政)には、上げないのが仕事でもあるのか、絶対に電話はまわさず、杓子定規な対応を繰り返すばかりで、それが故に、消費者(国民・住民)を益々怒らせてるってのも、自分はあると思います。

 

 

近年、「あの企業が、まさか?」、「国が、まさか?」って、詐欺みたいなことを繰り返しやって事件になり、「すみませんでした。」って、謝ってるのを、この数十年で、色々みてるけど、まともに改善されたものなんか、数少ないよね。

 

 

とある契約について、自分もなかなか解約すらできず(NT●系の話)、お金だけとられ続け、それでも、腐っても元士業だから、管轄の行政(総務省)に電話して、そっちから連絡を入れてもらい、そこでやっとそこの社員が出てきて、

 

 

結論的に、日本を代表する大企業が間違っていたのを認め、心ばかりのお詫びでクオカードをもらったことがあるんだけど、何年もの間、その間違った案内をどこにかけてもされてね(つながってるのは、そこの会社ではない)、それでもお金をずっととられ続け、実際の損害は、もっと大きかったけど(一昔前なら、会社が誤りを認め、その損害分も出していたと思うよ。)、これ以上もめても時間と労力の無駄で、それ以上は、戦いませんでしたけど、国や自治体も含めて思うに、ずいぶん、ずさんな殿様商売になったなとは思うし、それが、最近、顕著に目立つようにも感じる。

 

 

だから、「カスハラ」もね、ケースバイケースであり、実際、国や自治体を含め、会社の上層部のレベルがそれだけ下がってて、それを一番下の末端の社員(又は別会社の低賃金労働者)が受けてるってのが、本当だと思う。

 

 

申し訳ないけど、この20年で、不祥事を起こした企業の数って(行政もだけど)、数えきれないくらい多く、既に、「信頼」ってものが、欠如してるように思うんだよね。

 

 

(まー、ぶら下がってれば、お金になる仕事がふってくるし、真に、消費者(国民)を向いて、仕事をしてるところは減ってるとは思いますよ。)

 

 

それと、今の行政は、民間同様、行政サービスに派遣や非常勤を安く大量に使ってて、最近は、新規採用を必死にしてるようだけど、長年絞りに絞りまくってきたせいで、その職員構成がおかしくなってる中、

 

 

公務員の場合、「身分制度」が、民間よりも更に、はっきりしてるから、そういう意味でも、相当キツイ職場ではあると思う。

 

 

民間の会社と同じで、数少ない「中堅」が疲弊してたり、中には中堅がまったくいない中、仕事のやり方は、昭和のまんまで、人は使い捨て。更に、デジタル化だなんだと、頭が悪いトップが、マイナンバーにしてもそうだったけど、無理難題を課すめちゃくちゃな政治の(地方も含む)下で働くわけだし、

 

 

色んな法改正とか、自分も法律職やってたときは、施行日の前日になっても、詳細が上から出なかったり、役所業務もマジで辛いと思います。

 

 

(トラブルあったりすると、開庁前のその日の朝、文書が回ってきて、これが、すごい長いんだけど、ものの10分程度で、それを読んで理解し、クレーム対応するってのも日常茶飯事で、まー、政治への苦情は、本来、政治家の事務所なりにもっていくか、それこそ、国会前で、デモでもした方がよいと思う。)

 

 

開業時代、地元の市で勤めていた(正規)公務員複数名から、公務員を辞め、士業で開業をしたいとか、相談を受けたことがあるんだけど、

 

 

自分たち世代の勝ち組(そもそも公務員になるのも相当の難関で公務員予備校が盛んだった時代に難関を切り抜けてますからね)も、まー、色んな思いを抱えながら働いてんだなと思ったし(うちの市って、市長パワハラで有名で、給与が他の市より相当安くて有名だったw)、士業で開業ってのを、自分は、決して、すすめなかったけど、

 

 

最近、各自治体間同士で争わせ、お金のある自治体とない自治体の格差が顕著になり、しかも、上から金をもらわないと運営ってできないわけだけど、そのお上のやってることが狂気の沙汰になる中、

 

 

自治体が考える、例えば、最近の少子化対策のレベルを見ても、もはや、末期としか思えないようなもので、なんというか、書くのもばかばかしいし、この状況でそんな糞みたいなことをするために増税し、やること?って思うし、とりあえず、一回、お偉いさんこそ、一新して、切った方がいいと思うし、そういうトップの下で働くんだから、

 

 

…そりゃ、おかしくなるよね。

 

 

話を戻して、税務署での確定申告の一幕をみて、当時の年金問題ピーク時ににたような職場で働いてた身として、その当時も、年金相談の窓口とかで怒りまくる人が多く(まー、今でもだよね)、その怒りは、当然に思うものもあれば、実は、単に、よくわかってないのに、ストレス発散をしてる人も一部にはいたけど、

 

 

ただ、そもそも、その窓口でどなられてる相談員の大半って、最低賃金(当時うちの県は800円代で、多少、レベルが上がっても、数十円単位しか変わらない)近辺の人で、

 

 

長らくパートしてる人だったり(もちろん、そんな待遇だから、人は入れ替わるし、窓口に立ってる人がまったく知識ない人ってのもいて、それが更に、相談する側の怒りを増幅させる)、

 

 

人手がいないからと派遣された資格持ちの社労士は、まー、そこそこそれより高い賃金(報酬?)をもらってはいたけど、その能力も色々で(こういうの、ベテランのパートさんからは、不満の種になる)、

 

 

年金ってのも、そもそも社労士の中でも、知識がものすごくある人もいれば、そうでない人もいて、特に、長い間、改正に改正をその場限りにしてきて、複雑怪奇な化け物みたいな制度になってるから、年金の全ての質問について、即座に回答を正確にできる人ってのは、

 

 

極端な話、日本で自分のいた業界の中を見ても、全国で年金の本当のプロは、数名程度で、

 

 

年金機構の職員にしても、これもその昔、むちゃくちゃな行政改革とかをやりまくったおかげで、昔の流れからしっかり把握してる人ってのは、それはそれは数が少なく(大量にいなくなったし)、

 

 

新法の知識は当然知っていても、旧法部分の流れや年金の適用条件も時代により違ったり、年金の計算も過去様々な改正がある中で、そんなもの簡単に即座に回答できる人は、ほとんどいなくて、実際、プロでも、計算を手計算でするとなれば相当な時間がかかり、

 

 

国会議員で、ちょっと詳しいとかで「年金博士」と呼ばれたりしてたけど、実は、よくわかってない人で、その当時、テレビで解説を垂れ流してた人も誤った知識を普及し、それを信じて、窓口にきて、怒り狂う人がいたり、まさに、その当時の窓口って、カオスな世界だったわけです。

 

 

で、話を「カスハラ」に戻すけど、報道とか見てると、「カスハラ」ってのは、消費者がともかくわがままで(サービス業に従事する労働者の獲得が難しくなる中)、従業員を守ろうとか、そんなきれいごとのような話で流れてるけど、

 

 

思うに、要求がむっちゃくちゃな消費者って、どの時代にもいたわけだけど、これが、近年、急に増加したと考えると、それもまた違うように、自分は、思うんだよね。

 

 

根本の原因って、年金問題にしても、確定申告の会場にしても、上がやってることがおかしいからで、

 

 

それに輪をかけ、例えば、年金相談なんか、相談する側からすれば、相談に行っても間違った回答をする職員もいたり(リアルに、わかんない人も多いんだよね。だから、自分が、社労士として、年金事務所に相談に行くときも、職員を指名したり、できる人の名前を覚えておいて、そこに相談しにいくようにしてたけど、人事異動で他のところに行っちゃうから、これも、また大変。)、

 

 

そういうのが更に怒りを倍増させる負のループになってたのもある。

 

 

結局、お偉い人たちが、なんの責任もとらない社会で、その失策に対しての不満がたまっているのが正解に思うし、一番悪いのは、責任のある人たちが逃げ回ってるからってのが、原因なんじゃないのかと、自分は思う。

 

 

お客様は神様ではないけど、お客様はやはりお客様で、サービスの質って、申し訳ないけど、日本で暮らしてて、年々下がり続けているのは感じるし、それを招いた経営者ってのが、自分の従業員すらも守らず、今度は、その顧客が悪いって、なんだかすごい話だよなと思う。

 

 

年金相談を、その当時、数えられないほど受け、まー、相談に来る人は、わかってない人が大半で、それは当たり前の話で(だって、年金相談受けてる側も旧法なんかわかる人、ほとんどいないわけだし。)

 

 

分厚い本を紐解いて説明したけど、たしかに制度がおかしかったり、当時の運用の問題もあったりで、自分は、政治家ではないし、ルールがそうなってる(そうなっていた)、としか言えないわけだけど、

 

 

中には、本当、同情する案件もたくさんあり、そこはね、もう、聞いて受け止めることしかできなくて、

 

 

「できること・できないこと」を整理して話し、その中で、自分がお手伝いができることを、一緒に考えるくらいしかできなかったけど、その時もね、実際、理不尽に怒りまくる人って自分が対応した人では少なく、きちんと説明すれば、大半が理解をしてくれたし、

 

 

「カスハラ」と言って、消費者側が単に、ワガママになったと、言い切りすぎるのも、まー、その度合いにもよるけど、正直、経営者側が都合がいいことをしてるだけで、…なんの解決にもならないと思うのよ。

 

 

(ちなみに、その後、所属業界団体は、こういう相談を事業として請け負いはじめ、そのお手伝いをする会員には、年金相談研修だかを有料でうけさせるようになり、それ以降は、年金行政に自分は関わらずだったけど、労働行政も似たようなことしてて、新人の時に、やっぱり、そっちにも駆り出されたりして、色々やったたけど、自分の仕事が忙しくなり、長らく、その辺、関わってないから、最近の話は、あまりわからないんだけどね。)

 

 

今回、矢面に立った職員(おそらく正規は少ない)は、大変だよなと思う一方で、でも、「カスハラ」の別の記事を見て、その矢面に立ってる人は、かわいそうだけど、でも、全体を通じて、日本のサービスって、行政も民間も、年々劣化してるのも、事実だとも思うんだよね。

 

 

その責任ってどこにあるのかと言えば、やはり、国や自治体・企業トップにあると思う。

 

 

因みに、自分がその昔、社労士になったきっかけって、シンガポールから帰国後、大企業の外資の人事部(日本法人で、数千人で、世界規模だとうん万人の会社)に入り、その資格を知ったからだけど、

 

 

その時、教育研修を担当してて、まぁ、外資と言っても、そこも結局は、日本法人で、中身は、今でいう「JTC」と変わらず、中途採用の研修は、入社後しばらくたってから、半日ちょっとお気持ち程度の実施で(自分はそれを開催する側)、

 

 

自分がその職を得られたのは、たまたま近所の会社であり、英語・中国語ができたからで、ちょうど、語学ができないマネージャーが他社から引き抜かれたばかりで、入れ替わりで、退職した前のマネージャーが担当していた研修生(現:技能実習生)関連の業務がトラブルが続出してて、入社したら、それを押し付ける人員ということだったんだけど、スカウトを送ってきて、とんとん拍子に決まったけど、別に、人事経験なんてゼロだったし、

 

 

「サブロクキョウテイ、何それ?おいしいの?」って、マジで思ってたレベルでしたから。

 

 

同じチームに、ちょうど、その頃って、氷河期後新卒採用を再開し始めたばかりの頃で、新卒の社員もいてね、新卒は、当然仕事は全然できないけど、まぁ、かわいがられてて、人事部内の他の部署を見まわせば、同世代の派遣の子が複数名いて、仕事ができる年上の女性マネージャーの給与・社保チームの下で働いていて、

 

 

その女性のマネージャーさんは、とても有能な人だったけど、毎日、こちらから見ても、そのストレスが伝わってくる感じの人だった。

 

 

因みに、海外赴任者の赴任前研修や赴任先での色んな雇用条件などの説明も、そこでは、自分が丸投げされてやってましてね(よくわからないのに、社内全社的なその他年間の研修計画も自分の担当。)、海外赴任ってのも、その選考から送り出しまで、自分は現地採用の立場では、海外にその直前まで行ってたけど、今度は、「送り出し側」になり、会社の人事ってのにも、まー、結構、色々な問題あるんだなってのを、その時、その反対側の立場になって、色々、しったわけです(以前、駐在員の悪口書いたので、ここでフォローしておきます)。

 

 

少し話がそれましたが、結局、その後、語学が必要な他の部署に飛ばされ、社労士資格を取って法律事務所に開業前提で転職(修行)し、この会社にいた期間は短く、

 

 

でも、仮に忍耐強く、そこに残ってれば、給与は外資系だけあり、そこそこ高かったから、氷河期で言う勝ち組に入ったわけだけど、…海外現地採用から日本に帰ってきたのもあるかもだけど、

 

 

精神的には、違う意味で、相当きつく、まぁ、どっちの人生が上だったのか、今となっては、よくわからない。

 

 

氷河期あるあるだけど、ビジネスマナーとか日本の特殊なものをその当時知らなくて(その後入職した法律事務所で、職員全員必須のマナー研修をされるまではそんな研修されたことなかったし)、外国人研修生の件で、法務のおじさんと関西の顧問弁護士のところに出張で行った際、その名刺の渡し方を後からひどく裏で中傷され(でも、教えてはくれないんだけどね)たり、

 

 

短いその会社での在職期間中、地方の工場に泊りがけで、出張に行った際は、同じチームの新卒の子も一緒だったけど、むこうの工場の責任者や総務は、その新卒の子は知ってるけど、自分は中途ですからね、紹介すらもされてもおらず、

 

 

新卒の子は、総務担当者と会社のお金で出張し、半分観光まがいなことをしてたのは、知ってましたけど、そういうの横目に一人黙々と仕事をし、夜は、飲み会に参加させられ、最近は、こういうことをやらない会社も増えたけど、地方の工場で、セクハラ連発で、この辺も相当にきつく(なんか、新卒と比べて、身体的なことで色々言われたり)、

 

 

仕事も、休日出勤したり、残業するのは当たり前で、引き継ぎもない中で、まだ、当時は、人事まったくの未経験者で知識もないのに、直属のマネージャーすら把握していない責任のある仕事を一人でやらされ、

 

 

一方で、数歳しか変わらない新卒は、残業を一切しないで、定時上がりで同期と飲み会とかしてたり(同期なんかいないしね)、年齢が近い分、色々感じるところはあったね。

 

 

でも、それがゆえというわけじゃないけど、逆に、研修生はかわいかったし、そっちも、別の国の新卒の子たちで、詳細は書かないけど、会社のずさんな管理で、その子たちも、自分が来る前に大変な思いをしてて、その子らを無事に帰国させた辺りから、自分的にもそこの会社で頑張ろうとか思えなくなって、その後、別部署に異動なり、

 

 

社労士資格をとった時は、まー、その頃、起業ブームで、同世代で開業する人もたくさんいて、その当時のノリもおそらく影響があったけど、

 

 

その会社の経験から、中途採用や教育関係の仕事をしたくて、開業してからも、非正規の人の正社員化とか、そういうものに、自分は力を入れてきた。

 

 

例えば、自分が社労士になってからのクライアントで、コンビニや飲食業関係、医療福祉業、建設業界、自動車整備など様々いたけど、

 

 

マスコミを見てると、そういう業界の非正規の労働者は、かわいそうな人と論じ、かといって、政治も世の中も、特に、これといって何もせずのままで、

 

 

ものすごく悲惨的な話をエンタメみたいに流すけど、でも、自分が思うに、例えば、コンビニでバイトが長ければ、接客経験豊富で、この接客って、かなりスキルもいるわけで、誰にでもできるわけではないんだよね。

 

 

店長レベルの人材もたくさんいて、商品の在庫管理から仕入れを任されていたり、消費者のニーズも、机上の空論で商品開発してる人よりわかる人もいたり、

 

 

そういう人の発掘をきちんと会社がやる気になって、その人たちに足りないところは、研修して育てられれば、原石だらけに自分は思うし、本当に、もったいないことをしてると思う。

 

 

それに、40歳でも50歳でも、仮に70歳まで働けって国になるなら、これからあと20年以上も会社に貢献できるかもしれない人を、古い考えを一切変えず、そこで切り捨てるのって、本当に、もったいなく、

 

 

新卒採用も、今、過熱してるけど、でも、若い子でも、必ずしも、自分が望む会社に入れなかったり、そのタイミングだけで人生がきまってしまうのは、あまりにもおかしいとは思うのよ。

 

 

新卒で就活に失敗したら、そこから這い上がるのが困難な社会ってなんか辛いよね。何歳でも、そこから這い上がることができる人が増えた方が、若い人も全員が全員、希望職に必ずしもつけるわけでもない中、少し寄り道して、キャリアチェンジしたいと思っても、それも叶わない世の中ってのも、つまらないし、その寄り道の経験というのが逆にプラスになる可能性もあり、

 

 

人材の使い方が、すごくもったいなくて、人材をモノとしてしか、企業がみてないからそうなるわけで、社労士時代も、パートの正社員化や、有能な派遣の正社員化など、自分は、特に力を入れてきて、だから、労働組合の顧問なんかしてるときに、よく、ぶち切れてたわけだけど、

 

 

将来、その当時ですら、労働人口が不足するのは、とっくにわかってたし、新卒採用を廃止にしろとは思わないし、未来の若者を育てるのは重要だと思うから、それはそれで必要と自分は思う派だけど、

 

 

それ以外の採用の方法に、もっと力を入れるべきだし、それが、人事力であり、個々の人材にあった研修・教育をすればいいと思うし、日本の人事の強みって、「教育・研修」であったはずなんじゃないですかね?それって、一律に新卒でなければできないというなら、それこそ、教育・研修担当が、能無しなだけで、個々のニーズに合わせ、やっていくことをなんでやらないのかと思う。

 

 

話が広がったけど、公務員の現場も、毎日のニュースを見ながら、なぜ、ここで非正規で経験のある人たちを、きちんとした処遇で採用する動きがないのかをいつも報道をみながら、ただただ疑問に感じる。

 

 

いくら若い人材や新卒だけをそこにただ投入しても、頼りになる(年の近い)先輩も、なりたい先輩像もいない中で(自分にしてもあこがれる女性の先輩すらいないわ)、一方でつかいつぶされている非正規が同じ職場にいて、その激務の中で働くのって、ものすごく精神的にきついと思う。

 

 

「年金相談」を受けてた時、自分は、すでに、結構人生もまれてたから、耐えられたけど、でも、あの業務を新卒一年生で、現場でいきなりできましたかというと、自分だって、絶対無理な話だったと思う。思うに、相談業務って、それなりに年を重ね、様々な経験を重ねた人の方がよほど向いていて、

 

 

少し前に話した転職アドバイザーというのも、大体、20代~30代の人が多いように感じたけど、それぞれの業界の知識もあまりなく、また、当時の時代背景もわからず、経歴もろくに見ないで、ただ、大量の案件紹介をむやみにしたところで、それでは、成功率も低くなるだけで、

 

 

あの転職アドバイザーという仕事は、言い換えれば、「営業」のようなものなわけだけど(転職成功したらその年収の●●%を得る商売なわけだし)、それにしても、営業が下手な人たちだとしか思えなかったし、どうせ「営業」するなら、転職者にも喜ばれる商売をすればいいのにと、思ったね。

 

 

今の世の中って、若者も中堅の数少ない職員も非正規の磨けば活躍してくれる可能性がある人も、その可能性をつぶしてるように思うし、

 

 

上の世代のその姿を見れば、そこで働くそのほかの従業員のモチベーションも下がるのは当たり前で、会社を好きになってもらうことを考えず、人材を活かすことを考えず、

 

 

今の新卒採用の過熱や、採用方針をみても、そもそもその会社にたとえ潜り込めても、自分は、人事の仕事って、もはやしたくもないなと思うんだよね。

 

 

年齢にかかわらず、原石を見つけて、その経歴に、足りない必要な研修を施すことで、その人材を活かすことができる会社なら、それは、仮に、時間外労働が何時間あっても、その人事仕事にやりがいを感じるし、会社が好きになると思うけど、

 

 

今のように、ただ、若手人材や他社で育てた人材の取り合いをし、現場の不満もたくさん聞く中、なんら変われない会社で、人を使いつぶしていく経営の手伝いは、もう、まっぴらに自分は思いますよ。

 

 

まぁ、まだまだ、同じことをやり続けている様子で、すでにその努力を自分は社労士時代にしたけど、もう、これは、どうにもならないんだよね、と思ったのが、インボイスは本当きっかけにすぎず、今の自分が半リタイアを選んだ一番の理由ですね。

 

 

変わらない国だよね。